turismoelpedroso.com | 29,750円 M4626●江戸明治和本等>鑑草 中江藤樹 江戸中期 6冊本

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商品詳細

●江戸明治和本●鑑草(江戸中期・6冊本)★ゆうパック着払い
【判型】大本6巻6冊。縦279粍。
【作者】中江藤樹作。
【年代等】江戸中期刊。刊行者不明。
【備考】分類「教訓・往来物」。『鑑草』は、6巻、教訓、中江藤樹著。藤樹36、7歳頃の著作で、正保4年、風月宗知刊。内容は、女子の教訓書で、中国明末の顔茂猷編『迪吉録』「女鑑門」中の説話からの抜書きを主とし、李氏朝鮮世宗14年の『三綱行実図』などからも取材している。『迪吉録』の因果応報思想を受け取っており、序文に「福ひの種は明徳仏性なり」とあって、陽明学の明徳(良知)思想と仏教思想を一体としている。孝行な人には福があり、不孝な人には天罰がくだる(孝逆の報)という因果論に始まり、女は夫の父母をわが父母とすべきことを説く。夫が死んでも二夫にまみえないこと(守節背夫報)、悋気を抑えるべきこと(不嫉妬毒報)、子に明徳仏性を教えるべきこと(教子報)、継子を我が子と同じく愛すべきこと(慈残報)、使用人に慈悲深くあるべきこと(仁虐報)、姑・小姑によく親しむべきこと(淑睦報)など、例話をあげてそれに評を付する。心の本体は万物一体の仁であるとする儒教思想や、無明(邪見妄執)が生死輪廻の種であるとする仏教思想を説くが、かなり通俗的である。藤樹は晩年になり仏教を次第に認容するに至ったが、母が仏教信者であったこととも関連する。刊本は正保4年板のほか、万治2年の後刷、延宝3年の改刻、天明元年の補刻その他があり、広く長く読まれたことを物語る(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付(1巻のみ欠)・状態概ね良好(表紙小虫)。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、無刊年本揃いが、88,000円】。
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