turismoelpedroso.com | 30.0%割引 りん様専用画像(書生の恋)

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商品詳細
ハンドメイド・手芸
ビーズ・アクセサリー道具・材料
りん様
私のオリジナルオーダー作品になります。
「時を超えた恋人」
「黒猫と僕」
に続く新作ができました。

「書生の恋」になります。

女性に不誠実とされる太宰治や芥川龍之介が心から一人の女性を愛したらどうなるんだろうという思い付きから、このお話が生まれました。

人間嫌いの一人の美しい美貌をもつ書生の男性が、一人の女の子に恋をするお話になります。


こちらには画像のご説明をさせて頂きます。
コメント欄に設定とお話を書かせて頂きます。


1枚目→書生の男性の書斎イメージ。
(書生は就寝も含めこの部屋でほとんどの時間を過ごします)

2枚目→書生の男性のイメージ。
(服装含む)

3枚目→書生が恋をした女の子のイメージ画像
(室内での服装イメージ)

4枚目→書生の男性の寝室イメージ

(書斎にほとんどいるため、女の子の部屋にした)

B5サイズで今回も宜しくお願いいたします。

ひびの(´-ω-`)

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商品の状態新品、未使用

手芸素材・材料
りん様専用画像(書生の恋) 画像1

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  • 商品満足度

    5
  • 採点分布

    369件)
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    5

    りん様 お久しぶりです。 りん様の専用ページを散らかしまくり訳のわからないページを増やしたことをお許し下さい。 確認させて下さい(〃∇〃)

    4.9

    ひびの様 今晩は( ´ ▽ ` ) 売却済のページの方が期限が切れてしまい、コメントを入れることができなかった為、こちらのページからご連絡をさせていただきましたm(_ _)m 「書生の恋」の続き五ページ分が完成致しました☆ ギリギリまでかかってしまい大変申し訳ございません(汗)。 新規ページを2つ作成しますので、お時間があります時に、ご確認をお願い致しますm(_ _)m タイトルは、「ひびの様ご確認用ページ」とさせていただいております。

    4.8

    その頃。 担当編集は鈴翔を襲う気を満々で寝室のベッドの中に潜んでいた。 「鈴翔さん。まだかなあ。 華奢で美しいお躰に触りたい! ガチャ。 扉が開いた。 担当編集は部屋に入ってきた人物を抱き締めにかかる。 その瞬間に硬いフライパンで殴られた。 「貴方は、誰ですか」 叩いた主は女の子だった。 「君の名前は?」 「ゆゆなです!!」 鈴翔が、物音を聞きつけて部屋に入る。 「ゆゆな!!大丈夫か!!」 鈴翔の見た光景は担当編集がゆゆなの部屋にいた。 鈴翔は、殺意に満ちた目で担当編集を見た。 「君は、そんなにこの世からあの世へ行きたいのか? 私が今すぐあの世へ、いや、地獄へ送ろうか」 鈴翔は、日本刀を抜いた。 「鈴翔さんになら斬られたい♪」 「この変質者が!!」 担当編集は日本刀で斬られ血まみれになっても幸せそうだった。 「おい。変質担当。 お望みのものが出来た。 編集者に持っていけ」 原稿が入った封筒を変質担当に渡す。 「これは。出来たんですか。 家族を題材にした話が」 「ああ。孤独な家族を知らない青年が一人の女の子に出会って家族になる話だ」 「随分具体的な内容ですね。 まるでその場にいたように。 モデルでもいるんですか」 鈴翔は、ゆゆなを見て微笑んだ。

    5

    ゆゆなは、部屋に戻る前に執事が出してくれた夕食を食べながらニュースを見ていた。 「不法侵入した男が逃走をしている」報道が入った。 執事はゆゆなにフライパンを渡す。 「ゆゆな様。いざとなれば貴女は自分の身は自分で守ることが出来ます。ダイアモンド製の強固なフライパンです。 貴女なら出来ます。御自分を信じるのです」 「はい!!ありがとうございます」 「餞別にお酢も渡しておきます。 目潰しにお使い下さい」 等というやり取りをしていた。 そして。 ゆゆなが部屋に戻ります。 ここから、ズレにずれまくった話が始まります。

    4.9

    クリーニング屋さんは、くまのイラストが書かれた薄いコピー本をゆゆなに渡すとクリーニング衣類を回収をして屋敷を後にした。 その頃 担当編集は、元鈴翔の寝室のベッドの中にいた。 鈴翔を待ち伏せをして襲撃をする気だ。 だが、そこは現在はゆゆなのへやになっている。 この段階では二人は全くの面識はない。 ゆゆなが部屋に戻ったらどうなるんだ。

    4.8

    クリーニング屋さんは、ゆゆなの顔を見て帰ろうと思い、ゆゆなを探した。 すると後ろにゆゆながいた。 「今日は。クリーニング屋さん。 鈴翔さんは、原稿の締め切りがありますので御用件は私がお伝えをします。 この間は鈴翔さんが昔に書いた本をありがとうございます。 とても素敵な話でした」 「ゆゆなちゃん。 ちょうど探してたんだ。 渡したいものがあるんだ」 「僕が鈴翔さんと出会ったきっかけになった本なんだ。 鈴翔さんが自費出版で出した本なんだ。鈴翔さんが、書生として駆け出しだった時に一日限りの文学書の即売会で彼で手売りをしてたんだ。 可愛らしいくまのイラストでしょ」 「天使の翼が生えたくまのイラスト。可愛いです。 鈴翔さんが描いたんですか」 「うん。そうだよ。 お話も素敵なんだ」

    5

    鈴翔は、クリーニング済みの衣類を受け取り書斎に入った。 ドアにメッセージボードをかけた。 「ゆゆな以外の人間立ち入り禁止」 と書かれていた。 クリーニング屋さんはこう思った。 「冗談で言ってるに決まってるじゃないですか。 この方の言ってることが虚言なことくらい分かりますよ。 鈴翔さんが、ゆゆなちゃんに精神的に救われたことがたくさんあるのは付き合いが長い私が分かってますよ」 クリーニング屋さんが、編集者に声をかける。 「鈴翔さんは、好きな人がいるから諦めたほうが宜しいとおもいますよ。 完全に嫌われたら本当にあの方の側に要られなくなりますよ。 あの方は、嫌なものを排除することが天才的にうまいですよ」 「クリーニング屋さん。 近くでみると端整なお顔だちですね」 「丁重にお断りを致します」

    4.9

    「ツンデレな鈴翔さんも美しいです」 血だらけになりながら嬉しそうな顔で鈴翔を見つめる。 「手の施しようがない奴だな。 君とそんなものを誓った覚えはない」 「あの。僕は全くの巻き込まれ事故なんですが。鈴翔さん。何でですか?」 「そこに君がいたからだ」 「そこに山があるから登ったみたいに言わないで下さい」

    4.8

    「今日は。毎度御世話になっております」 鈴翔が御用達のクリーニング業者がクリーニング済みの衣類を鈴翔の部屋に運びに来た。 「お疲れ様です♪ これが鈴翔様がお召しになってるお洋服なんですか。 どうにかなりそうだ」 鈴翔の新しいやべぇ若手男性担当がさりげなく衣類を受け取ろうとした。 「申し訳ありませんが、どちら様ですか?」 「鈴翔様と生涯の愛を誓った者です」 「えっ。そうなんですか? おめでとうございます」 「そんな天平地位があるわけないだろうが!!」 鈴翔は、二人纏めて長刀で切りつけた。 「つまらぬ者を斬ってしまった」 鈴翔は、ダルそうな顔で呟いた。

    5

    鈴翔は、「家族」の形を徐々に自分の中で構築をしていった。 家族とは血を越える絆だと彼は思った。 鈴翔は、殴り書きではあるが家族が題材の話を書き始める。 明け方になり新聞配達に出掛けるゆゆなに飲み物を渡して見送ると鈴翔は、睡魔に襲われ泥の様に眠りについた。 彼は遠い幼い日の夢を見た。 鈴翔は物心ついた頃から施設に暮らしていた。 鈴翔は、父親の愛人の子供であり、母親から虐待にあっていた。 鈴翔は幼い頃から、まるで神様から愛された様な美しい容姿だった。 だがそれ故に見た目しか見ない連中ばかりが来ていた。 鈴翔は、心を閉ざし人から上手く逃げる術を身につけた。 鈴翔が10才になった頃に養子に迎えたいと若いハンサムな男性が施設に申し出にきた。 表向きは妻が不妊で子供が出来なかったから我が子として迎えたいと言っているが、実際は男性は結婚しておらず、鈴翔の容姿に魅了され、愛人として迎えた。 男性の職業は、金融関係の会社の若き社長であり、裏世界のトップであった。 その社長のボディガードが今の執事だった。 鈴翔は、夜な夜な若社長の夜の相手をさせられていた。 だが、その代わり1回の相手で多額の金を渡される。 その金を見たとき、鈴翔は思った。 「金は幸せは買うことは出来ないが身を守ることは出来る。今は耐えてここから出よう」 鈴翔は、自分を慰める為に文章を書き始める。 これが鈴翔の原点だ。 そんな彼をボディガードはいつも味方になってくれた。 彼は職業柄、家族を作ることが出来なかった。 だからこそ、今の状況を打破しようとする鈴翔に心を打たれ、息子の様に思う。 鈴翔は、夜の相手で得たお金を貯めて通信制の学校に通い、文章も投稿や持ち込みをした。 時は流れ、鈴翔が18才になった時に鈴翔の文章が、今の出版社に認められた。 そして。若社長の納める金融会社は警察に摘発され倒産。 鈴翔は、ボディガードと共に逃げ新しい人生を1から再生させた。 ここで鈴翔は目を覚ます。 「懐かしく。おぞましい夢だった」 気がつくと夕方になっていた。 鈴翔はベットから降りるとノック音が聞こえた。 「鈴翔さん。ゆゆなです。 施設の手続きが終わりました。 今日から正式に御世話になります」 鈴翔は、扉を開けてゆゆなを一目散に抱き締めた。 「ゆゆな。お帰り」

    4.9

    時刻は深夜の1時過ぎ。 ゆゆなが目を覚ますとベットの中にいた。 服装が部屋着に変わっていた。 部屋は何処かノスタルジーなものを感じた。 ゆゆなの前にミニテーブルがおかれており、その上には猫の形をしたケーキが置かれていた。 「ゆゆな。起きたのかい」 鈴翔がオムライスとレモネードをもって部屋に入ってきた。 「鈴翔さん。その。私寝てしまってたみたいで。すみません」 「うん。よく眠ったから。 そのまま私の家に連れてきたんだ 。 此処は私の寝室なんだがほとんど書斎にいるから使わないんだ。 この部屋をゆゆなの部屋にしようと思う。 後はお腹空いたんじゃないのか。 私が作ったんだが。 良かったら食べてほしい」 ゆゆなは、顔を赤くして下を向いた。 「鈴翔様。 此方の猫のケーキ可愛いですね」 執事が猫のケーキを食べかけていた。 「何をしているんだ。君は」 「私のことはお気になさらず。 えーと。ケーキ可愛いナウ」 「出ていけ」 鈴翔が執事をつまみ出した。 「ゆゆな。すまん」 「いいえ。鈴翔さん。オムライス食べても良いですか」 「召し上がれ」 「頂きます」 ゆゆなはオムライスを食べた。 顔が綻んで、可愛いらしく笑った。 鈴翔は優しい表情で笑った。 「ゆゆな。 私もあまり家族が好きではなかったんだ。 ゆゆなの心の傷みもわかる。 だが辛いことはずっと続かない。 終わりはくる。 ゆゆなに出会ってそう思ったんだ」 「鈴翔さん…私はすごく嬉しいです。 私は隣にいても良いですか」 「うん。私の隣にいてほしい」 鈴翔は、ゆゆなの頭を撫でて 書斎に戻った。 ゆゆなの中で鈴翔への恋心が生まれた。

    4.8

    ゆゆなは、鈴翔にしがみついた。 そのまま、ゆゆなは動かなかった。 ゆゆなは、日頃の疲れと安心感が手伝って寝てしまっていた。 鈴翔は、ゆゆなをおんぶして屋敷に帰る。 鈴翔の顔は幸せに満ちていた。

    5

    鈴翔は、都内から出る前に裏通りにあるケーキ屋により、猫の形をしたケーキを購入した。 その時の鈴翔の顔はとても嬉しそうだった。 鈴翔は、ケーキを買うといつもの人気のない地方都心に戻る。 鈴翔は、ある場所で人を待っていた。 夜間清掃の仕事を終えて施設に帰った、ゆゆなは驚いた。 施設の前に鈴翔が待っていた。 「ゆゆな。お帰りなさい。 待っていたよ」 「鈴翔さん。どうしてここに」 「朝に言っただろう。クリアケースを取りにいくよって」 「すみません。今すぐ洗って返します」 「ゆゆな。クリアケースは荷物と一緒にもっておいで。 施設を出て私と一緒に暮らそう。 私は、逆境に負けずに明るく生きている君に元気をもらっている。 だが、もう一人で抱え込むことはない」 「鈴翔さん…」 鈴翔はケーキを置いて、ゆゆなをそっと抱き締める。 「ゆゆな。 君は、どんな月よりも美しい」

    4.9

    鈴翔は店を後にすると、今度は高級クラブが立ち並ぶ通りにきた。 都内で有数のとある高級キャバクラにはいった。 店でナンバーワンの女性を席に呼んだ。 「鈴翔さん。来てくれたんですか。嬉しいです。 私、鈴翔さんのことしか頭にないですぅ♪」 鈴翔は、笑顔だが目が笑っていなかった。 「お話があります。 私はあくまで、しごとの付き合いで御店に来てただけです。 申し訳ありませんが、私は貴女に何かをする気はありません。 貴方の名刺とプレゼントをお返しします」 女性に名刺と未開封のプレゼントを返して店を後にした。

    4.8

    二人は夜景が見える席に座った。 鈴翔が、口を開いた。 「料理を頼む前にお話を先にしておきましょう」 「はいっ♪」 「単刀直入に言います。 貴女には、私の担当を降りて頂きたいです。 貴方の上司にも話はつけてあります。 貴女の噂は兼がねお伺いしてます。 上に枕営業をして若い男性の作家の担当について食い荒らしていることは。 私は非常に不愉快だ。 二度と私には近づくな。 貴女の前の席に座るのは私ではありません。 枕営業をした相手の男性です。 その方は貴女に気があるみたいですよ。 どうぞ二人でごゆっくり♪」 鈴翔が席を立つのと同時に入れ替わる様に汗だくの太った男性が来た。 女性は絶望と悲壮感で支配された。

    5

    鈴翔は、日が沈む頃に起床した。 身支度を整え出掛ける。 普段の着物姿ではなく、スーツを来ていた。 通りすぎる人からの視線を毎回感じながら夜景で輝く都内に着いた。 待ち合わせ場所であるホテルのレストラン前に鈴翔が向かうと、髪の長い少しハデ目な中目黒系な女性が待っていた。 女性は鈴翔を見かけると小走りで近づいてきた。 「お待たせしてすみません」 「いえ。私も今来たところなんです。嬉しいです。鈴翔さんからお誘い頂けるなんて♪」 「大事なお話があります。 私が予約を取りましたので直ぐに入れますよ。 行きましょう」 「はいっ♪」 女性は完全に舞い上がっている。 恐らくイケメンGETして玉の輿に乗れると顔に出ていた。 鈴翔は、見下した様に彼女を見つめる。

    4.9

    鈴翔は、書斎に戻ると受け取った新聞に目を通し今の状勢を把握している。 そして眠りにつこうとした時、扉が開いた。 「鈴翔様。家政婦の面接は日程は如何なさいますか」 執事が入ってきた。 「先刻まで君から預かった履歴書に目を通していた。 私は書生だ。文章を見ると案外人柄がわかるものだ。 写真や経歴は立派だか、あざとい本性が文面に出てる。 私にはミスなんたらの看板になど興味はない。 全員、書類選考で終わりだ。 面接はなしだ。気が変わった」 「確かに鈴翔様目当て感は出ておりました。 書類だけで判断なさるとは、流石で御座いますね。 ですが家政婦はどうするのですか」 「何も使用人を無理に雇うことはない。 私が側に居てほしい人間を選べば済む話なだけだ」 「左様でございますか。 鈴翔様は最近、夜の御店には行かなくなりましたね。 後は気になる点と致しましては、最近明け方になりますと穏やかな表情をしていらっしゃいますね」 「察しがついているようだな。 私は一眠りしたら出掛ける。 編集の対応を任せる」 「かしこまりました。 御休みなさいませ」 部屋は暗転し、鈴翔は眠りについた。

    4.8

    鈴翔は、昨晩からつくってあったレモネードを持ち新聞受けの前に立っていた。 まるで、どこか恋人をまっているかの様にもみえた。 数分程待つと、自転車をこいで此方に向かうゆゆなの姿が見えてきた。 「鈴翔さん。おはようございます」自転車から降りて、手を振りながら新聞を持って鈴翔の元に向かう。 「おはよう。いつもありがとう。 そろそろ初夏に近づいて朝とはいえ、配達が大変だろう。 此れを飲むといいよ。 自己流だがレモネードをつくってみた」 「ええっ。ありがとうございます。でもわるいです」 「私が好きでやっているし、君が喜んでくれると私は嬉しい」 クリアボトルに入ったレモネードを渡す。 「ありがとうございます。 明日の配達でボトルをお返しします」 「あげるよ。いや。今日の夜に返してもらえるかな。 私が直々に取りにいくよ」 そう言うと鈴翔は家の中に戻る。 鈴翔の携帯にメールが来ていた。 仕事で出会った女性。 付き合いで行った夜の店の女性。 すべてアプローチのメールだ。 「こっちもケリをつけるか」 ボソッと呟く。

    5

    同時刻の明け方。 清んだ朝の空気の中、まだ人通りも車も通らない道を新聞をたくさん積んだ自転車を女の子が走らせていた。 女の子の名前は「ゆゆな」 彼女は両親からの精神的な虐待で学校に行けなくなり、施設で暮らしている。 朝は新聞配達。夜はオフィスビルの清掃をして通信制の学校に通う。 いつも元気に新聞を運ぶ姿に彼女の隠れファンは多い。 中には熱狂的な隠れファンがいる。 ゆゆなは、新聞を担当区域に配り終えた。 1つだけ新聞が残っている。 「最後は鈴翔さんのお宅で終わりだ。 いつも優しい言葉をかけてくれる素敵な人だから直接渡してあげたいな。 いつも飲み物ももらってるし、ちゃんとお礼をしないと」 そう。 ゆゆなの熱狂的なファンは鈴翔だ。

    4.9

    「鈴翔様。編集の方から御電話です」 「留守だと言ってくれ」 鈴翔は明け方になるといつも冷蔵庫から飲み物を取りだし外に出る習慣がある。 「かしこまりました。 昨日で退職をされました家政婦の代わりは如何なさいますか」 「私が直々に希望者と面接をする。 やべえ奴に私の家を荒らされたくはない」 そう言い残すと鈴翔は外に出た。

    4.8

    ある人気がない閑静な場所に一軒の落ち着いた佇まいの一戸建てがある。 そこには、「鈴翔」という美しい美貌をもつ書生の男性と執事の30代後半の整った顔立ちをもつ男性が住んでいた。 鈴翔は、ほとんどの時間を書斎で過ごす。 夜が見せる美しい姿が好きで夜に仕事をし、明け方に眠るのが習慣になっている。 鈴翔は、編集の人間から家族を題材にした話を書いてほしいと言われて息詰まっていた。 書斎は原稿や必要書類や、栄養ドリンク等で細々汚れていた。

    5

    書生の恋 鈴翔(すずかけ)♂ 年齢26才。 20才の若さで書生になり、数々の作品を世におくりだしてきた。 才能と美しい美貌を併せ持つ書生 地方都心の人気のない静かな場所に一戸建てを構える。 人間嫌いで変わり者。 人の分析力に長ける。 人の嫌な部分を多くみてきた。 それ故に美しいものを求めている。 苦手なジャンルは家族もの。 ゆゆな♀ 年齢17才 両親からの精神的な虐待で学校に行けなくなり、施設で暮らすが、朝は新聞配達。夜は夜間清掃の仕事をして通信制の学校に通う。 逆境に負けずに明るく立ち向かう。